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老舗のパン屋「神戸屋 広尾店」でバイトをしていました。
神戸屋 広尾店は住んでいた学生寮から近く、バイトが一番遅い時間に終わったとしても寮の門限以内の時間に帰ることが出来るため、そこのアルバイトに応募しました。
神戸屋のバイトの仕事内容は、店頭でのパンの販売、レジ打ち、店内の掃除等、簡単な業務だけでした。
しかし、神戸屋が私にとって初めてのアルバイトだったので、失敗することもしばしばありました。
私が神戸屋のバイト中にやってしまった大きな失敗は、食パンをお求めのお客様からパンを6枚切りにして欲しいと言われた時のことです。
食パンは専用の機械で切るのですが、その時お客様がレジに列を作って何組も並んでいたのです。
そのため、レジを急ごうと、パンを切る作業を早く済ませようと、あまりよく見ずにカットしてお客様に渡してしまいました。
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お客様は一度お店を出ましたが、しばらくしてお店に戻って来て、パンの切り口が曲がっているとクレームを言われました。
見ると確かに切り口が斜めになっており、しかも結構曲がっていました。
それはクレームを言われて当然の見た目で、お客様には上司から謝罪をし、切り直したパンを渡し、お金を全額返金することになりました。
仕事を早くまわそうとするあまり、お客様の気持ちを考えていなかったのです。
また、それが神戸屋の評判を落としかねないということも予想せずに、不完全な商品を提供してしまったことを心から反省しました。
それからは、私はレジが混んでいたらすぐに他のスタッフに助けを求めること、そしてお客様に提供する商品を大切に扱うことを徹底するようにしました。
神戸屋では、お客様を待たせないことも大切ですが、それ以前に、お金を出して買っている商品で不快な思いしたら、お客様が損をしてしまうことになることを忘れてはいけないと学びました。
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